株主優待は？ヤフオクの転売禁止ルール「転売目的のチケット出品禁止」。メルカリでの転売は？

ヤフオクで正式に「転売目的で入手したチケットの出品」が禁止されました。

では、株主優待券の出品はどうなるのでしょうか？

こちらがヤフオクの転売禁止ルール追加のお知らせです。

「ヤフオク!では、当社が不適切と判断した商品の削除を行っておりますが、このたび、転売する目的で入手したと当社が判断するチケットを出品禁止物として明示することとしました。」

と書いてありますね。

チケットを大量に買い占めて高値で転売する行為が社会問題にもなっていますので、最大手のヤフオクとして、対応したということでしょう。

ところで、チケットを「転売する目的」で入手したかどうかは、本人しか分かりようがないのですが、その判断基準は公表されないとのことです。

基準を公表すると、それを逆手にとって利用する人がいるから、ということらしいです。

普通に考えると、「定価または定価以下で買ったチケット類を（異常な）高値で売る」ことが問題になっていると思いますので、ヤフオクの運営が「ルール違反に該当する」と判断すれば、オークションが削除されてしまうということになります。

では、株主優待券を出品することは、ヤフオクでの禁止事項に当たるのでしょうか？

まず株主優待券を「転売目的で入手」するかどうかですが、これは転売ヤーと同じく本人しか分かりませんよね。

もっとも、オークション自体が転売と言えば転売なんですが・・・。

株主優待の出品をヤフオク運営がどう判断するか？は、出品者には分かりません。

でも、ヤフオクの転売禁止の目的はおそらく「チケットの買い占め問題」と「異常な高値」での売買じゃないかと思いますので、株主優待は該当しないんじゃないでしょうか？

株主優待券は、額面の70～95％くらいで取引されるのが一般的ですし、額面を超えて落札するのは切手払いなどの場合に限られます。

特に額面の無いような株主優待でも、価値は比較的安定していて、異常な高値になることはありませんよね。

株主優待は、コンサートチケットのように「入手困難」で「プレミア価格」になるわけではないので、転売禁止の対象とはちがうような気がします。

これは個人的な見解ですので、ヤフオク運営がどう判断するかは分かりません。

株主優待市場の活性化のために、さらには日本の経済のためにも？、ヤフオクで株主優待の出品を禁止にはしないで欲しいなあと思います。

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