株主優待目的で買って持っていた株の株価が上昇!売るか売らないか?株価が上がったらどうする?

株主優待をもらおうと思って持っていた株の、株価が大きく上昇!!

あなたなら、どうしますか?

売りますか?売りませんか?

それとも更に買い増ししますか?

株価が上がったときの対処ですので、うれしい悩みでもあり、ぜいたくな悩みでもありますよね。

持っている株の株価が上がったときの対応には、色々な選択肢があると思います。

では、それぞれどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか?

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株価が上がったときの対応は?

①株価が上がったので「売る」。

一番分かりやすいのが、「上がったら売る」ですね。

利益を得るための投資ならば、いつかは売らないと利益にはなりませんからね。

では、どの価格で売ればよいか?ですが、自分の目標とする株価でも良いし、直近高値付近などの根拠のあるポイントでも良いと思います。

メリットは、利益を確定できることです。

株の売却利益で他の銘柄に投資することもできるし、同じ銘柄が再び値下がりしてくるのを待つこともできます。

もっとも、再び値下がりしてこないこともあり得ますが・・・。

デメリットは、株主優待の権利がなくなってしまうことです。

株主優待投資家にとっては、悩みどころですね~。

ただし、複数単元を持っているならば、最低単元の株数を残すことで、株主優待の権利も継続することができますね。

また、売ってしまったあとで「株価がさらに上昇する」こともありえます。

この場合は、利益を得ることができたのに「機会損失になる」というデメリットもあります。

②株価が上がっても「売らない」。

株価が上がっても売らない、というのも一つの選択肢です。

急激に上がった株は、さらに上昇する可能性がありますので、様子を見るのも良い作戦です。

ただし、理由もなく投機的に上がった株は、すぐに下落することもありますので、株価が上がった理由を調べてみる必要がありますね。

株価が上がっても売らない場合のメリットは、さらに株価が上昇したときに利益が増えることです。

また、株主優待を継続して得ることもできますね。

デメリットとしては、せっかく上がった株価が下がってしまった場合に、含み益が減ってしまうことですね。

精神的にも「残念でくやしい」と思う人もいることでしょう。

ただし、株を売らないで持っていれば、株主優待は継続して得ることができますね。

③買い値よりも上に「ストップロス注文を入れる」。

株価が上がったからといって、すぐには売りたくないし、もうちょっと上がるかもしれないから様子を見たい。でも株価が下がって利益が減るのもイヤだし・・・。

なんて迷うことってありますよね。

そんな時のひとつの選択肢が、「買い値よりも上にストップロス注文を入れる。」です。

FXではよくある手法ですが、株式でこれをやると、ギャップオープン(いわゆる窓を開ける値動き)したときには、指値で約定しないので注意が必要です。

④「空売りをして」リスクヘッジする。

信用取引ができれば「空売り」ができます。

現物の買い値よりも株価が上がった時点で空売りをすれば、その値幅の利益を確保することができます。

ただしデメリットとして、空売りをした後でさらに株価が上がった場合は、利益は確保できていますが、現物の利益と空売りの損失が相殺されるので、結局は決裁(現物の売り・空売りの買戻し)をすることになり、株主優待の権利を失います。

メリットとなるのは、空売りした後で株価が下がった場合です。

現物の株式は持ったままで、含み益は減りますが、空売りした株はその分利益がでます。

つまり、現物の株式を売らないままで、利益を確保できるのです。

さらに、株主優待の権利を持ち続けることができます。

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このように、選択肢は色々とありますが、私はどうするか?というと、「株価が上がっても売らない」ことが多いです。

理由は、過去に何度も「株価が上がったので売ってしまった」後で、さらに株価が上昇したケースが多くて、くやしい経験をしているからです・・・。

いわゆる「慌てる乞食はもらいが少ない」ということわざの通りですね。

経験上、株価が値上がりしたときは「株主優待目的ならば、長期保有したほうが有利になることが多い」と感じています。

ただし、複数単元持っているならば、株主優待の得られる単元の株を残しておいて、自分の納得のいく値段まで上がったら、残りの株を売っても良いかもしれませんね。

株主優待を継続できて、売却益を他の株式銘柄の投資に回すこともできるからです。

いずれにしても、株価が上がった理由を調べてみることは大事だと思います。

「業績が良くなったことによるものなのか?」

「一時的な投機的な仕掛けによるものなのか?」

株価が上昇した理由によっても、対応を変えることが必要でしょう。

ぜいたくな悩みかもしれませんが、株価が上昇したときの対処は意外とむずかしいものです。

利益確定に迷ったときに、参考にしてみてください。

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