マイナス金利だとFXの相場はどうなるの?円安か円高か?影響はどちらの要因となるのか?

日銀がマイナス金利の政策を発表してから、為替相場や株式相場は大きく動きました。

為替相場(FX)では、ドル円が116円台から121円台まで5円ほどの円安・ドル高になりました。

株式相場も日経平均が大巾に上昇です。

ところが数日のうちに、ドル円は121円台から116円台へ逆戻りして、さらに116円を割って115円台まで一気に円高が進みました。

マイナス金利がFXの相場に大きく影響したことは間違いないのですが、いったい「マイナス金利」によって為替相場は「円安・円高」のどちらに動くのでしょうか?

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基本的な考え方として、

金利が低い=通貨が売られる

という傾向があります。

これは、金利の低い通貨を売って、金利の高い通貨を買えば、その金利の分だけ利益を得られるという単純な構造です。

ところが為替の世界では、そのような単純な要因だけで値が動くものでもないのです。

もちろんファンダメンタルズ的な要素として、「日本はマイナス金利である」という事実を把握しておくことは重要です。

そうした状況を把握した上で、このような値動きの分かりづらい時に、どのようにFXのトレードをすればよいのでしょうか?

デイトレード型の裁量トレードの場合は、「マイナス金利」という要因にとらわれすぎないほうがいいですね。

もちろん相場の背景には「マイナス金利」があるのですが、必ずしも円安の一方向に動くわけでは無いので、参考程度の情報にしておきます。

重要視するのは、そのときの相場の環境です。

日足チャートを見ると、マイナス金利発表のあとで、大きく円安に動いています。

ここでは強い上昇の値動きが発生して直近の高値も超えていたので、買いが有利と考えました。

そしてトレードを執行するために、短い時間足でエントリーポイントを探します。

今回、私はドル円の121円台からのリトレース(調整)したポイントを狙って、買いでエントリーしました。

120円付近での買いエントリーだったのですが、結果としては、ドル円はさらに下落してロスカット(損失)となりました。

そして、次は116円付近のサポートライン(支持線)で、逆張り的に買いでエントリーしました。

この116円付近のラインは、何度もサポートされている比較的強いゾーンです。

逆張りなのでロスカットは浅めに設定します。

ところが、116円の支持線はあっさりと破られて115円台の前半まで下落。

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売り方が強かったですね。

116円付近のロスカットを巻き込んで大きく下落しました。

当然私のポジションもロスカットを食らいます。またもや損失ですね・・・。

どちらも結果は損失なのですが、ロスカット(損切り)注文を入れていたので、損失は限定的で、まだ相場に生き残っています。

ロスカット(損切り)注文を入れていなければ、大きく損失を出してしまうような状況でした。

当ブログでは、しつこくロスカット(損切り)注文を推奨しているのですが、特に初心者の方は相場に生き残るために必須の事項ですので、必ずロスカット注文をする事をおススメします。

今回のような値動きの大きい相場でも、生き残ることができますよ。

まあ、私のトレードはへたくそだったですが・・・。

私のトレードの例では、ドル円の「買い」でエントリーしていますが、特にマイナス金利だからという理由で「買い」のトレードをしたわけではありません。

チャートを見て、買いが有利の局面だと判断したので、たまたま買いでエントリーしたのです。

ちなみに、ここから先の局面ですが、116円の重要なサポートラインを割ってきたので、今度はロールリバーサルが機能して116円付近がレジスタンス(抵抗)となる可能性があります。

この116円付近が抵抗となって下落すれば売り目線、116円付近を再び突破して上昇すれば買い目線、となってくると判断しています。

少し相場の様子を見てから再びトレードしたいと思っています。

FXの裁量トレードでは、マイナス金利などの外的要因によって自分のトレードスタイルを崩されないことが重要ですね。

外的要因は、それによって為替相場がどう動いているのかを客観的に観察するための材料としてとらえることができればいいと思っています。

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